金沢や富山にまつわる市街地の開発・再開発情報、街並み・景観にまつわる写真などを掲載しています。
2015年9月、金沢・片町に新たな商業施設「片町きらら」がオープンした。
H&MやLOFTが進出し、片町は賑わい、金沢市中心部に新たな風が吹いている。
片町きららの建設されたエリアには、北陸に3店舗構える百貨店の旗艦店「片町大和」を前身とする商業ビル「ラブロ片町」があった。
ラブロ片町とその周辺を再開発する「片町A地区再開発事業」。構想からわずか5年、再開発事業にしては全国的に見ても異例の速さで成し遂げた再開発。私なりに「ラブロ片町」が「片町きらら」になるまでを過去記事を交えながら特集する。
私の手元に残っている新聞記事等を参考にすると、
◆片町きららができるまでの歴史
2010年4月16日 ラブロ片町の老朽化でLOFTとの交渉がまとまらず。商業者らが再開発に向けた研究会(片町A地区再生研究会(仮称))を設立。ラブロ片町の建て替えを含め検討。
2011年 大和にラブロ再開発準備委員会を設置(参考記事:【特集&徹底検証】ラブロ片町再開発)
2012年3月 片町再開発が始動。金沢市が再生基本計画策定支援費を予算に計上。
2013年2月ごろ 片町再開発に向け3案(基本案・ホテル案・住宅案)が新聞に掲載。同年5月に意見がまとまることが決まる。(参考記事:片町再開発の3案について)
基本案 | 1~3階を商業施設、4、5階を公益施設や業務施設 |
ホテル案 | 1~3階を商業施設、4、5階を公益施設や業務施設、5~10階を150室程度のホテル |
住宅案 | 1~3階を商業施設、4、5階を公益施設や業務施設、5階~11階を72戸の住宅 |
2013年4月ごろ ラブロ片町が2013年3月16日で閉店することが発表される。(参考記事:ラブロ片町が来年3月閉店)
2013年10月ごろ 片町再開発を基本案とすることが決定。(参考記事:ラブロ片町の再開発 着々と計画中)
再開発のフロアは、
5階 | ブライダル施設 |
4階 | ブライダル施設 |
3階 | 商業施設 |
2階 | 商業施設 |
1階 | 商業施設 |
2016年春完成予定 となることが決定。
2014年3月16日 ラブロ片町が閉店 片町大和からの長い歴史に幕。
===本格的に解体工事が開始===
2014年5月 片町A地区再開発 建物解体工事 2014.5月下旬
隣接するエクセルコや芝寿し片町店も閉店。芝寿し片町店は更地に。
2014年7月 片町A地区再開発 建物解体工事 2014.7月上旬
ラブロ片町が本格的に解体される。
2014年8月 片町A地区再開発 建物解体工事 2014.8
ラブロ片町の解体工事が進む。
2014年9月 ラブロ片町の解体が終盤! 2014.9
ラブロ片町の解体終了。北・南ブロックの解体も進む。
===本格的に建設工事が開始===
2014年10月 片町A地区再開発事業 2014.10
躯体解体工事とともに、南ブロックでは再開発に向け建設工事に着手。
再開発に伴い新たに南ブロックの建物1棟を取得。
アルカンシエル金沢が2016年2月のオープンを検討との報道。
2014年11月 片町A地区再開発事業 (ラブロ片町 再開発) 2014.11
南ブロックで基礎工事が終了。北ブロックで基礎工事・解体工事が進行中。
完成予想図が安全柵に貼られる。タワークレーンが建つ。
2014年12月 片町A地区再開発 (ラブロ片町 再開発) 2014.12
南ブロックで鉄骨が組み立て中、片町の仮バス停が設置される。
2015年1月 片町A地区再開発 (ラブロ片町 再開発) 2015.1
南ブロックからラブロ跡地にかけて鉄骨が組み立て中。
北ブロックは基礎工事。大規模小売店舗の申請。
商業施設部分は2015年9月18日に先行開業すると発表。
2015年2月 片町A地区再開発 (ラブロ片町 再開発) 2015.2
北ブロックでも鉄骨が組み立て。南ブロックでは組み立て完了。
H&Mが北陸初出店することが発表。金沢美大1年生が書いた作品が安全柵に描かれる。
2015年3月上旬 片町A地区再開発 (ラブロ片町 再開発) 2015.3
婚礼施設の鉄骨組み立て中。南ブロックはブルーシートに覆われる。
2015年3月下旬 片町A地区再開発 (ラブロ片町 再開発) 2015.3.27
大屋根の部分の鉄骨が組み立て中。サルバトーレクオモ&バーの出店が判明。
2015年4月 片町A地区再開発 (ラブロ片町 再開発) 2015.4
大屋根部分の柱の取り付けが完了。愛称が「片町きらら」に決定。
センスオブプレイスバイアーバンリサーチの出店が判明
2015年5月 片町A地区再開発 ( 片町きらら ) 2015.5
4階、5階部分がお目見え。南ブロック裏側の壁もお目見え。
2015年5月20日 片町きらら に H&M、LOFT が進出!ラブロ跡地が生まれ変わる!
片町きららにLOFTの進出が発表。
2015年7月18日 片町きららの全テナントが発表される。(参考記事:片町きららの全テナントが発表!2015年9月18日開業へ!)
2015年7月 片町A地区再開発事業 ( 片町きらら )2015.7
外観を覆うシートがすべて外れ、全容が明らかになる。
2015年9月18日 片町きらら の商業施設部分が全面開業!! (参考記事:金沢・片町「片町きらら」が開業しました!LOFT、H&Mなどが出店!)(リンク:片町きらら 公式サイト)
そして・・・
2016年3月 婚礼施設 アルカンシエル金沢 グランドオープン(予定)(リンク:アルカンシエル金沢)
「片町きらら」全面開業
と、なります。
これからも、片町の賑わいの核となってほしい商業施設です。ただ、片町きらら、開業で片町は完全復権したかというとまだだと思います。
片町の老朽化ビルは7割あり、これからの再開発に大きな弾みになるといいですね。片町B地区、C地区と優良な再開発が続いていけばと思います。
【お知らせ】今回は「片町きらら」ができるまで をまとめましたが、今後は閉店前のラブロ片町の様子もまとめたいと思っています。
撮影枚数は少ないですが、またそちらも楽しみにしていてください。
本日(10月24日)、天皇皇后両陛下が富山県をご訪問しました!これは、明日、10月25日から2日間にわたって開催される「全国豊かな海づくり大会 富山大会」にご出席されるためです。天皇皇后両陛下が富山県をご訪問されるのは、2000年に行われたとやま国体以来ということで、富山駅でのお出迎えには、大変多くの人が詰めかけました。
富山県内では、2015年5月に行われた石川県の全国植樹祭ほど告知されていない印象があったため、駅前はさほど人はいないだろうという判断で行ってみると・・・今まで富山駅では見たことない、多くの人でごった返していました。
天皇皇后両陛下が富山駅に到着する1時間前の、13時ごろでご覧の人だかりです!
駅構内もこんな感じです。北陸新幹線で富山駅に降り立った観光客は、なぜこの人だかりなのか不思議な顔をされてました。
駅舎外側には、日本国旗が掲揚されていました。
そして、御料車が到着されました!実は、お目にかかるのも初めてなもので、いよいよという高揚感が出てきました。
ナンバープレートの位置には菊の紋章が。
そして、「皇8」と書かれていました。
せっかくの富山らしい写真ということで、御料車と富山駅(北陸新幹線もいます)verを撮影。
市内電車もわずかに見えます。
こちらも市内電車と絡めてみました。
富山駅はまだまだ駅前広場が工事中で、つい最近、広場整備工事が再開したと思っていたら、まさか今日に合わせるために整備していたとは。
旧富山駅舎があった場所は更地になり、今日は強風が吹いていたため、風が吹くたびに砂埃がこちら側に飛んできていたので心配していましたが、工事関係者による散水により、多少はなんとかなっていました。
こうやっていろいろしている間も、言うまでもなく、警備体制は超厳重警戒です。
町中にパトカーや白バイがあちらこちらにあふれ、バスターミナルも警官、私服警官が歩き、人だかりにもSPらしき人が紛れ込んでいました。
空を見上げると、石川県警のヘリが富山駅上空でホバリングしていました。石川県警のほかにも、愛知県警や、四国の方からも警察官が来ていたそうです。
そして、女性警察官のDJポリスのような誘導の上手さは、称賛できました。
笑いを取りつつ、場を和ませ、随時、情報を提供してくれました。
さて、14時前、北陸新幹線で富山駅に到着されたという一報が入り、いよいよという空気になってきました。
そして、お偉いさんが続々と…
写真には石井富山県知事が写ってます。
そして、天皇皇后両陛下が富山駅を出て、一斉に国旗を振ります。
天皇陛下が御料車に乗られた後、美智子さまが乗られました。
御料車に乗り込んだ後、笑顔で手を振られ、富山駅をあとにしました。
この後、イタイイタイ病資料館へ向かわれました。
初めて、天皇皇后両陛下をお目にしましたが、笑顔とお姿がとっても素敵でした。
天皇皇后両陛下が向かわれた後の富山駅です。
大都会のターミナル駅ばりに混雑してます。
続いては、イ病資料館からANAクラウンプラザ富山へ向かわれる際の写真です。
総曲輪で待機しておりました。
このパトカーには「1」という番号が振られています。
これは、御料車が訪れる1分前ということだそうです。
こんな仕組みになっていたとは初めて知りました。
そして、信号制御で富山の交通の大動脈、国道41号線がすべて青信号となったところで、御料車が通られました。
この時も、美智子さまはしっかりお目にかかることが出来ました。
最後に「Z」と書かれたパトカーが通ります。
これは、全て車列が終わったことを示します。
赤ランプに青ランプも取り付けられている特殊なパトカーです。
そして、ANAクラウンプラザに到着された御料車。まさに漆黒でカッコイイです。
さいごに、皇宮警察の白バイです。
そして、御料車もホテルを後にしました。
25日、26日は、富山県射水市で行われる「全国豊かな海づくり大会」にご臨席されます。
県内では交通規制も行われるのでお気をつけて。
先日、偶然、リニューアルされたサンダーバードが通りかかったのでその時の写真を。
サンダーバードは2018年までに全車両リニューアル更新を行う予定で、先月その1編成目が運行を開始しました。
以前の車両よりも青ラインがくっきりした印象があります。
ちなみに、奥の金沢駅の七尾線ホームは、観光列車花嫁のれんの運行に合わせて、リニューアルしたものです。
金沢駅西の副都心と新型サンダーバードのコラボです
正面も青ラインがあることが分かりますね。
最後に、北陸新幹線金沢駅から見た、金沢駅七尾線ホームの様子です。
唯一屋外に設置されている、七尾線ホームはかつての電化前の名残です。
殺風景だっただけに、少しだけ華やかになりました。
世界で最も美しい駅 に選出された金沢駅で
金沢駅プロジェクションマッピング「金澤月見ゲート」が開催されました。
開催して3回目となる今年は、北陸新幹線金沢開業後初めてだった影響もあり、前年を上回る多くの観光客が訪れていました。
19時30分、まだまだ観光客が街を歩いていて賑わう金沢駅周辺。
鼓門にはすでに多くの人だかりが。19時からプロジェクションマッピングが行われていました。
金沢駅プロジェクションマッピング「金澤月見ゲート」は、金沢市と金沢工業大学による共同プロジェクトです。
まずは、体験型プロジェクションマッピングから。鼓門を中心に、右と左でスマホを振ってどちらが勝つか?というような全員参加型で、多くの方が楽しんでいました。
そして、鼓門に加賀友禅があらわれました!!
続いては、鑑賞型プロジェクションマッピングです!
5分の上映を2回繰り返します。
今年のメインテーマは「Flowing Kanazawa」
金沢の街の魅力の一つである、街を流れる川、用水による水の流れとそこから生み出される景観に対する思いが込められています。金沢では水の流れを活かして、加賀友禅の鮮やかな染などの文化が形成されてきました。今回は緩やかな水の流れ、1日の時間の流れにのせて、金沢の優美な文化を表現します。
(金沢工業大学 金澤月見ゲート より引用 http://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2015/20150929_t-gate.html)
以下、写真をお楽しみください!!
菖蒲の花
金沢の和傘
鳳凰が鼓門を舞います~
個人的にこの模様が一番綺麗で好きでした。
牡丹の花
流星でしょうか?
こんな感じで次々と移り変わる素敵なプロジェクションマッピングでした!
世界で最も美しい駅 金沢駅を学生製作のプロジェクションマッピングが彩る、学都金沢ならではの試みです。
こういった点も金沢の大きな魅力の一つだと思います。私の背後にいた観光客(50~60代)の方も「あら~金沢らしくて素敵ね」とおっしゃっていました。
金澤月見ゲートは、19時から21時まで金沢駅東口鼓門で、2015年10月10日、11日に開催されます。
体験型プロジェクションマッピング(15分?)と鑑賞型プロジェクションマッピング(15分?)を21時まで交互に繰り返します。
もう一つ、金沢工業大学の学生が、金沢市中心部を光で彩ったイベント「金澤月見光路」については、改めて紹介します。